アフォーダンスを一つのテーマに、自然環境がもたらすさまざまな享楽を捉え、その呼び掛けを促すようなクリエイティブの設計を考えています。中長期的には、貴重な地球の財産である「自然」とのタッチポイントをデザインし、森や山、川や海などとの触れ合いを軸にこのテック社会に生きる人々の生活様式を見直すきっかけづくりをしていきたいと考えています。
といった中長期での夢がありつつも、現在はグラフィックデザイナーとして食文化を中心に力添えできることを模索しています。その一つに日本の蒸溜酒である焼酎の存在があります。現在JDS(Shochu X)、Studio Shochu, Casoといった3つのブランドを通し低アルから高度数・長期熟成まで幅広くその魅力を伝えるため、さまざまなプロダクト・企画の準備を進めています。
Takumi Isobe / 2001
As a student, now interrupted
As an internship
As a designer
As a director and designer
イギリスの大学在学中、COVID19の影響で帰国。それを機に大学を休学し、ホテルや旅館などを手掛けるクリエイティブスタジオ、artless Inc.にインターンとして参加し、ブランドデザインを学びました。その後デザイナー: 金子カズキ氏のもとで、デザインやカルチャー、視覚表現がもたらすさまざまな世界を体験しました。
そんな中、焼酎のボトラーズブランドであるSHOCHU.Xの代表橋本君と出会い、今では中長期でのクリエイティブのサポートを通し、公私ともにお酒のある時間を共有し、焼酎や酒蔵、バーなど業界が抱える課題の問題解決に取り組みたいと思うように。酒蔵や飲食店を起点に僭越ながらもお手伝いを始めています。
また建築家の川口君との出会いで焼酎によりより熱が入り、世界の醸造酒や蒸溜酒の文脈を通し焼酎を伝えるStudio Shochuを発足。2023年7月1日に表参道GYRE内のentrip soilにてイベントを開催させていただきました。
飲食という楽しい時間をもっと多幸感に満ちた時間に、そのためにできることを模索し尽力していきます。
強く影響を受けた人物
神秘思想家・哲学者 ルドルフ・シュタイナー
愛や教育を説くアルフレッド・アドラー
環境倫理学者 ベアード・キャリコット
小説家・政治活動家 三島由紀夫
社会学者・知の巨人 宮台真司
人間中心主義が人間の尊厳を損なうことはベアード・キャリコットやエドワード・レルフらが既に証明しており、万物的な物に開かれることこそが我々の身体にとって享楽であると彼らは説いています。
一個人の及ぼす力ではアフォードできずとも多くの方に力添えしていただき、アフォーダンスがあり、それを感じとることのできるクリエイティブづくりをしていけたらと考えています。